| 技法 | ブルーペーパーウエイトアイ クローズマウス |
| サイン | ヘッドに赤スタンプ「DÉPOSÉ TÊTE JUMEAU Bté S.G.D.G.」「12」 ヘッドに刻印「12」 ボディにブルースタンプ「BÉBÉ JUMEAU Diplôme d'Honneur」 |
| サイズ | h 68 cm |
ビスクドールとは、主に19世紀のヨーロッパで発展した、ビスク焼きと呼ばれるつや消しの磁器で作られた人形のことです。「ビスク」とは、釉薬をかけずに焼成した磁器を意味し、肌のような自然な質感と繊細で美しい表情が特徴です。特にフランスやドイツで盛んに製作され、19世紀後半には上流階級の子どもたちの遊び道具として、また大人の鑑賞用としても人気を集めました。頭部や手足に磁器が用いられ、胴体には布や革などが使われることもありました。人毛やモヘアを使った髪、ガラス製の瞳、繊細なレースやシルクの衣装など、細部にまでこだわった美しい仕上がりも魅力のひとつです。時代とともに製作技術やデザインは進化し、表情や衣装には当時の流行や文化が反映されています。そのため、ビスクドールは単なる人形にとどまらず、当時の生活様式や美意識を伝える貴重な工芸品としても評価されています。現在では、アンティークドールとして世界中のコレクターに愛されており、優雅なたたずまいと繊細な造形美は、多くの人々を魅了し続けています。
今回は、ジュモーをはじめとした著名なメーカーのビスクドール42体が一堂に会します。大人びた表情をしたものから赤ん坊を模したもの、横にすると眠るように瞳を閉じるものや人間のように手足が曲がるものまで、多様な特徴を持ったドールが集まっております。長い年月を経ても色あせないその魅力は、芸術品としての価値と、時代を超えて受け継がれる人形文化の豊かさを感じさせてくれます。